アレルギーと腸壁の関係とは?

~腸の中のバランスを整えましょう!~

腸壁とアレルギーの関係について解説しています。腸の中のバランスを整えてアレルギー発症を抑え、腸壁を傷めないような食生活を目指し、食物繊維をとって便秘を避ける努力をしましょう。

~腸の中のあやういバランス~

腸の中には、ビフィズス菌に代表される善玉菌や、ウェルシュ菌に代表される悪玉菌など、合わせて百種類以上、数にして100兆個もの細菌がすみついています。腸は、自身の運動に加え、これらの細菌に助けられ、栄養を吸収していきます。ところが、この腸の働きはとてもあやういバランスで成り立っていて、少しの刺激でよい働きが崩されてしまいます。例えば、風邪をひいて病院へ行くと、抗生物質をよく処方されます。抗生物質は細菌を退治してくれる薬で、風邪によって炎症をおこしている状態を改善してくれますが、多くの場合、腸内の細菌も殺してしまいます。そうなると、腸壁を通過しなくてもよいものまで、通過してしまうことになります。つまり、本来は吸収せずに、便として排出すべきものを吸収してしまうのです。

~アレルギー発症のチャンス到来~

タンパク質が未消化で腸壁を通過すれば、まさにアレルギー反応がおきるチャンス到来です。また、未消化なものが腸壁を通過したことで、腸壁には傷ができ、さらに、様々なものを通過しやすくしてしまいます。食物アレルギーではない人が、風邪のあとに食べたものでじんましんをおこしたり、今までできていなかった場所に皮疹(ひしん)ができてしまったりすることがあるのは、こんな事情があるからです。

~腸壁を傷めない食生活を~

アレルギー反応は、身体の記憶システムです。風邪は十分な休養で治りますが、この記憶は消されることがありません。ですから、アレルギー体質を持つ人は、腸壁と上手に付き合うことを意識してください。肉を多食して野菜が少なかったり、甘いものをたくさん食べたりしても、腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスはあっという間に崩れてしまいます。消化力が落ちてきたなと感じたときや、必要最低限の範囲でどうしても抗生物質を使わなければならなかったときなどは、消化しやすいものを食べ、高タンパクのものを控えたり、仮性アレルゲン(仮性アレルゲンのページを参照)を控えるなどして、腸の負担を軽くすることも一つの方法です。また、にんにくはグリチルリチンを多く含み、高い消炎力を持っています。むたり、傷ついた腸壁を修復する働きがあります。にんにくがアレルゲンになっていない人は、料理の中ににんにくを少量取り入れ、整腸に役立てるとよいでしょう。

~食物繊維をとって便秘を避ける努力を~

腸の働きがよい状態にあるためには、便秘も避けたいところです。便秘の予防に必要な三大要素は、適度な運動、そして食物繊維をたっぷりとることといわれます。食物繊維には、マンナン、セルロース、ペクチンなどの種類があり、それぞれこんにゃく、野菜、果物などに含まれています。これらのものはなるべく生で食べずに調理して、できるだけ身体を冷やさないようにすることも忘れずにいてください。


このエントリーをはてなブックマークに追加

~インフォメーション~

↑ PAGE TOP