アトピーの隣で日本人の食生活を考えよう

~動物性タンパク質の摂取量が増加~

日本人の食生活はここ数年で大きく変わってきています。動物性タンパク質の摂取量が増加し、同じ食材を繰り返しとる。油脂と肉のとりすぎで身体に与える影響を考え、加工食品に頼らず人の食性を無視しないよう食生活を見直しましょう。

~ここ数十年で大きく変わった食生活~

アレルゲンとして有名なのは、卵、牛乳、大豆の三大アレルゲンです。また、最近では、米、小麦にもアレルギー反応を示す人が増え、これらを加えて五大アレルゲンともいいます。わたしたちのごく身近にある卵、牛乳、大豆、米、小麦ですが、これらを現在のように大量に食すようになったのは、歴史から見るとごく最近のことです。「日本の食文化」の代表格の米ですら、わずか数十年前の多くの日本人の口にはなかなか入らないものでした。当時の日本人の主食といえば、いも類や、あわやひえなどの雑穀だったのです。このほかにも、以下に述べるような食生活の変化が急激におこりました。日本食はヘルシーというイメージがありますが、現実のわたしたちの食生活はそれほどヘルシーではなくなってきています。

~動物性タンパク質の摂取量が増加~

厚生労働省が定期的に行っている国民栄養調査というものがあります。それをみると、ここ40年ぐらいの間に卵、牛乳、肉などの動物性タンパク質の摂取量が極端に多くなっています。油脂、糖質のとりすぎも目立ちます。実際に子供たちの好物は、ハンバーグ、カレー、スパゲティーなど、小麦や糖質を多くとりがちな欧米食にかたよっています。子供だけでなく、今の20代、30代の大人たちもこうしたものが大好きです。

~同じ食材を繰り返しとる~

欧米食の材料をよく見てみると、卵、牛乳、チーズ、バター、小麦、じゃがいも、とうもろこし、トマト、肉類がたいへんおおく登場します。アレルゲンになりやすい卵、牛乳などの動物性タンパク質が多いことも気になりますが、小麦、じゃがいも、とうもろこしなども、繰り返し食べる回数が多ければアレルゲンになる確率は高くなります。実際に小麦でアレルギー反応をおこす人は増えています。欧米食、日本食にかぎらず同じ食材を繰り返し繰り返し食べるのは、アレルギー予防の観点から見ても、栄養のバランスから見ても、よいことではありません。

~油脂と肉のとりすぎが身体に与える影響~

アトピーを理解しようの章でも少しふれましたが、身体の中には、アレルギーをおこす化学伝達物質というものがあり、いつもはマスト細胞の中に蓄えられています。ヒスタミン、ロイコトリエン、プロスタグランジンなどが、それです。ところで、わたしたちが食べ物として油を摂取すると、油は体内で消化分解されます。すべての油はリノール酸とα-リノレン酸のバランスでできているのですが、特に、リノール酸が体内で分解される過程で、身体に悪さをする悪玉ロイコトリエンやプロスタグランジンが生成されます。動物の肉に含まれる油脂も、体内で分解される過程で生成されるものは、悪玉になります。アレルギーをおこす伝達物質の生成を少しでも抑えるために、油と肉のとりすぎには気をつけたいものです。

~加工食品に頼りすぎる食卓~

インスタント食品やレトルト食品などの加工食品は、とても便利で、働きながら台所をまかなう人や、主婦が病気になって台所に立てないときなどには、救い手のように感じることもあります。しかし、加工食品に頼りすぎた食生活にも問題はあります。よく指摘さりのは、カップラーメンやハム、ソーセージなどの加工食品を多くとることでリンが過剰摂取され、これを排泄するために体内のカルシウムが大量に消費されていまうことです。カルシウムの過剰消費は、骨の弱体化や、精神的にイライラする状態を招くといわれています。何か病気を持っていて活発に症状が出ているときには、身体の中では何か炎症がおこっているはずです。これはアトピーの人にかぎったことではないのですが、慢性疾患の場合は、それが絶えずおこっていることになります。少しでも元気で疾患に立ち向かいたいとき、無用にイライラしたりする状態は、避けなければなりません。そういう意味でも、加工食品に頼りすぎる食生活を改めたいものです。また、加工食品の多くは、食品添加物を使用していますが、食品添加物には発ガン性や催奇形性の危険性があるほか、アレルゲンとしての問題~「アレルギー発症原因の食品添加物とは?」のページを参照~などがあります。もちろん、なかには合成着色料や保存料などの食品添加物を使わず、自然の素材だけで作られている加工食品もありますので、表示をよく見て選ぶことは、自分や家族の健康を守るためにとても重要です。

~人の食性を無視した食生活~

動物の食性をたどるには、歯を見るとよいと言われています。歯には、切歯(せっし)、犬歯(けんし)、臼歯(きゅうし)があって、食べ物を大まかにきざむのが切歯、肉類をかみ切るのは犬歯、穀類や繊維質をすりつぶして食べるのは臼歯です。12歳までに生えそろう人間の歯は、通常犬歯が4本、臼歯が12本ありますが、それはちょうど食物のバランスに対比されています。つまり、肉類より穀類や繊維質の多い野菜を多く食べるのに適した歯になっているのです。人間の歯がいつから、このバランスになったのかはわかりませんが、歯が食性を示すほかの動物同様、わたしたち人間も動物としての食性から離れることはできないのです。ここ数年の食生活を振り返ってみて、肉類などの動物性の食べ物にかたよっていたら、穀類や野菜中心の食生活へと少し修正を加えてみるとよいのではないでしょうか。

~食生活を見直そう~

以上、色々述べましたが、ご自分の食生活と照らし合わせてどうでしょうか?食生活は人間の生命や日々の活動を支えるものです。アトピーのある人も、ない人も、もっと毎日の食生活を大切にすべきです。栄養的にかたよった食事を改め、食材の安全性にも目を配りましょう。食生活を改善することは、少し大げさにいうと、自分の生き方や暮らし方を変える一大プロジェクトです。根気と元気が必要ですが、決して難しいことではないので、ぜひトライしてみてほしいと思います。


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