~食物日誌をつけて原因や問題を発見!~
食物日誌をつけよう!食物日誌をつけて身体の変化を発見しましょう。食物日誌はアトピー性皮膚炎やアレルギーの変化を発見するだけではなく、原因や問題についてもわかります。育児記録や生活日記のように今日から始めてみましょう!
~日誌をつけて身体の変化を発見する~
食物日誌は、原因食物の発見や症状改善の経過観察、ほかのアレルゲン発見のために用いられる方法です。食物日誌は医師が指導をするときの目安になるばかりでなく、記録者自身が食生活や暮らしの中で気付かずにいることを再認識するための道具としても役立ちます。楽しく豊かな子育ての記録としても、後々までとっておける貴重な資料です。記録するのは、
①その日に食べた物を、メニューではなく、食材を記録する(お茶やおやつ類も含む)。
②身体全体のようす(機嫌がとても悪かったとか、寝つきが悪かった、かゆがったなど)や皮膚の状態など。
③その日の出来事(砂遊びをした、マット運動をしたなど)。
④その日の天気(晴れ、雨などのほかに風が強かった、日差しが強かった)などです。
~食べ物のことだけでなく生活上の問題もわかる~
①②は必ず記録、③④はさらにこれがあると生活全体のようすがわかりやすくなりますし、発症のきっかけもつかみやすくなります。記録当初は、何を食べた時にどんな症状が出るとかいうような、原因食物と症状のようすがわかってくると思います。そして、記録全体を通して見えてくるのは、生活の中での身体の変化です。原因食物だけでなく、生活環境や気候などとアレルギーの関係が浮かび上がってきます。
~食物日誌はあまり気負わずにつけよう~
食物日誌をつけるときに気を付けてほしいのは、症状が悪化したり、食事のしたくがきちんとできなかったときなどに自分を責めたりしないことです。特に、責任感の強いお母さんがそんな状態に陥りやすいようですが、食物日誌はお母さんの通信簿的なものではないのですから、もっと気軽につけてください。育児記録、生活日記として、思い出に残るものを作るつもりでトライすればよいのです。