~アレルギーを防ぐ食生活のポイント!~
アトピーにはどのような食べ物や食事が良いのかをまとめています。除去食を指導されるほどでない場合の食事や和食中心の食生活がアトピーに効果があったりするので是非ともお母さんにも試してほしいですね。アレルギーを防ぐ食生活のポイントも紹介。
~除去食を指導されるほどでない場合の食事~
アトピーの人の食事療法といっても、その方法や考え方は様々です。特定の食べ物を除去する除去食~「アレルギー除去食を医師から指導されたら?」のページを参照~が必要な場合もあれば、食生活を少し変えるだけで症状がコントロールできる場合もあります。ここでは後者の場合、つまり、除去食を医師から指導されるほどではない場合の食事についてふれてみたいと思います。また、除去食などの治療が効をなして症状が落ち着き、もう除去食の必要がなくなっているような人も、症状をまた悪化させることのないように食事には注意する必要があります。そのような人にもあてはまることです。
~和食中心の食生活がアトピーに効果がある~
食生活のポイントをいくつかあげると下のようになります。これは特別な食事ではなく、実はとても簡単なことです。洋食のメニューを和食にするだけで、かなり目的は達成できるのです。食材でいえば、切り干し大根、かんぴょう、干ししいたけ、かつお節、魚の粉、麩、ひじき、昆布、のり、わかめ、めかぶ、もずく、きくらげなどや、大豆がアレルゲンでない人は湯葉や高野豆腐なども、毎日の食事に取り入れていけばよいのです。難しく考えずに、できることから始めましょう。
アレルギーを防ぐ食生活のポイント
①脂質、糖質をとりすぎない。
②油を大豆油(サラダ油)から、なたね油やしそ油に変える。
③添加物や農薬の影響を受けていない安心な素材を選ぶ。
④動物性タンパク質、特に卵、乳製品、肉を控える。
⑤卵や乳製品を素材に使った加工品を控える。
⑥海藻類、魚類を豊富に食べる。
⑦穀類、いも類、根菜類、葉菜類を豊富に食べる(食べたことのないものにトライして、種類を増やす)。
⑧季節の野菜を食べる。
⑨魚、穀類、その他のものも、「ばっかり食べ」を避け、できるだけ多くの種類を入れ替わり食べる。
~アトピッ子のお母さんにも試してほしい~
初めての子供が重症のアトピー性皮膚炎をおこしたというお母さんの場合、次の子の出産をためらうことが多いようです。「同じ思いを味あわせたくない」という強い思いがあるのだと思われますが、どうかあきらめないでください。体質を受け継ぎ発祥することはあっても、「重症化させない」「発症年齢を遅らせる」など、発症をコントロールすることは可能です。そのカギを握っているのが、お母さん自身の普段の食生活です。お母さんの食べたものは胎児へ伝わります~「アレルギー体質の妊婦さんの食べ物」のページを参照~。是非、上のような食事の工夫を実践してみてください。