アレルギー発症の3つの要素やバランス

~アトピー性皮膚炎やアレルギー体質~

アレルギー発症の3つの要素や全体のバランスの中でアレルギーをとらえる解説をしています。アトピー性皮膚炎やアレルギー体質は医師にも身体全体を診てほしいし、対話できる医師も探したいですよね。そして、自律神経のバランスや生活リズムの乱れも悪循環になりがちです。

~身体の中からとらえる3つの要素~

アレルゲンを「原因」、環境因子を「誘因」、アレルギー体質を「素因」ととらえる考え方があります。下の図のように、三つの要素が重なり合って初めて発症するという考え方です。これは、ひとの身体を固体としてとらえたとき、外の世界とどのようにかかわっているのかを考える材料となります。

~バランスを崩した身体とアレルギー~

身体の中に目を移すと、そこは精密な機械じかけのように、役割を分担し、相互に関係し合った循環のバランスがあります。アレルギー性疾患は、主に胃や腸などの消化器、鼻やのど、肺などの呼吸器と深いかかわりがありますが、心臓などの循環器の働き、腎臓や肝臓などの働き、副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモンやリンパ腺などの内分泌系の働き、自律神経系の働きなどにも大きく影響されています。この循環のバランスが崩れると、アトピーだけでなく、様々な不協和音が体内から聞こえてくるようになるのです。人間には、自然治癒力という力が備わっていますが、これが、力を発揮するためには、身体の中の循環のバランスがよい状態でなくてはなりません。

~医師にも身体全体を診てほしい~

「アトピー性皮膚炎がありますが、何科を受診したらよいでしょうか?」という質問をよく受けます。例えば、目の病気があれば眼科、鼻の病気なら耳鼻科へ行きますが、ではアレルギー体質を持っていて、アレルギー性の結膜炎とアレルギー性鼻炎を併発しているときはどうしたらよいでしょうか?あるいは、特定の食べ物を食べるとひじの裏やひざの裏に湿疹が出て、ときには体液がにじんでくるような場合、何科に行くべきでしょうか、皮膚科に行くべきでしょうか?アレルギー外来を設けている病院もありますが、そういうところを受診すべきなのでしょうか?まるでクイズのようです。でも、なんだか変だと感じませんか?病名別、発生部位別に病院を選んでいると、人の身体はまるでパーツで組み合わせたロボットのようです。もちろん専門医の専門性を否定するつもりはないのですが、医師はなぜ身体全体を見渡してくれないのだろうと歯がゆくなることもあります。

~対話できる医師を探したい~

アトピー性鼻炎やアレルギー性疾患は、症状によって食事記録や発作の記録、治療日誌が診療の重要な位置を占めることがあります。心理カウンセリングや行動療法、家族療法が加わることもあります。生活指導や食事指導はいうに及ばずです。発症部位は皮膚だけれど、皮膚がとりあえずきれいになっても根本が見えないと再発します。呼吸器が不調でも、原因は腸壁内にあることもあります。どうかすると、治療薬そのものが悪循環の原因になっていることもあります。このようなアレルギー性疾患の特徴を考えると、身体全体や治療経過をトータルに診てくれる医師が見つけられればいいと思います。その医師が内科や小児科なら、皮膚の症状が出ているときには皮膚科に行くように指示してくれ、また経過をこちらにも診せてほしいと言ってくれるような医師、つまり全体を診ていて必要なときに指示してくれる医師とめぐり会えたらいいと思うのですが。どうすればいいか?結局、もっと医師と患者の対話が必要なのです。医師には患者の訴えに耳を傾けてほしいし、患者も医師に頼り切らず、自分で考えたり、学習して、医師に適切な質問ができるようになってほしいと思います。

~生活リズムの乱れと自律神経のバランス~

アトピーの人のようすを見ていると、ものすごい暑がりだったり、寒がりだったり、あるいは寒いのに顔だけ汗をかいてたりと、体温調節があまりうまくいっていないことに気が付くことがあります。また、いつのころからか、自分でもわからないけれど、昼と夜が逆転してしまい、昼間はなんとなくだるかったり、いつも眠かったり、夜になると活発になり、ひどいときはまったく眠れなくなってしまうということを耳にします。これらは、自律神経の乱れによって生じます。特に、睡眠障害は、眠りを主に司る交感神経と副交感神経のスイッチがうまくいかなかった状態です。そのため、医師に自律神経の失調と診断され、安定剤を処方される人もいます。また、睡眠が浅かったり、夜眠れないと、特に夜の深い睡眠時に分泌されるはずの副腎皮質ホルモンが分泌されにくくなります。体内から分泌される副腎皮質ホルモンは、いわば身体の元気の素です。安定した睡眠はなくてはならないものなのです。このように自律神経のバランスが崩れると、体調が悪くなり、生活リズムも乱れがちになります。そして自律神経のバランスの崩れと生活リズムの乱れが相互に補完し合い、ますます体調がすぐれないという悪循環を招くことになっていまいます。

~生活リズムを立て直すには家族の協力が必要~

朝一定の時間に起きて一定の時刻に就寝する、三度の食事をきちんと食べる、排泄(はいせつ)がいつもスムーズ、適度な運動をする、周囲の人と上手くコミュニケーションをとる。これらは生活リズムを確立するためになくてはならないものですが、いったん崩れてしまうと、これを立て直すのはなかなか難しいものです。家族がいれば、それぞれが学校や会社、地域社会とのつながりがあり、それぞれの事情があります。そのため、それぞれが互いの生活リズムを壊すような生活のしかたをしてしまうこともあります。互いの事情を理解して、譲り合ったり、工夫し合うなど、家族の協力が生活リズムの立て直しには欠かせません。

~自律神経を刺激してバランスを回復~

体と心は一対のものです。自律神経は心の領域ととらえられ、心機一転気持ちを引き締めればなんとかなると思われがちですが、精神論でなんとかなるものではないようです。むしろ、物理的な刺激(温水と冷水を交互に身体の末端から中心にかけていく水療法)や全身のリラクゼーション(気功やヨガ、呼吸法など)、緊張と弛緩の訓練~「自律訓練法とノーマライゼーションとは?」のページを参照~などで安定をとりもどすことができます。特に、成人の場合、ストレスがアレルギー発症に影響を与えていることが多いので、これらの方法が体調回復に役立ちます。

~わたしたちをとり巻く環境も視野に入れて~

環境というと、自然環境、生活環境というイメージがありますが、ほかに子供の育つ環境、医師と患者がコミュニケーションするというような治療環境など様々な環境が描けます。人は様々なシーンに生きていますから、背景となるものも様々です。アレルギー反応は身体の中のシステムですが、人そのものは社会の様々なシステムの中に生きています。人の身体はこのシステムの中でまるで悲鳴をあげているようです。こうした問題も、アトピーを考えるうえで忘れがたいことと言えます。
わたしたちをとり巻く環境の問題
「食汚染(食品添加物、残留農薬、ポストハーベスト)、水質汚染(残留塩素)」「食生活の西欧化(高たんぱく、高カロリーの食事)、加工食品の増加」「社会生活の中のストレス(学校、職場、家庭内)、テクノストレス」「総体的な免疫バランスの低下」「大気汚染(ディーゼル排ガス、ばい煙、粉塵など)、家庭内農薬汚染(防虫剤、除草剤、防虫シートなど)」「住環境の変化(気密性の向上、建材、塗料などの多様化、床下換気の不備)」「生活様式の変化(冷暖房完備、ペットの室内飼育、じゅうたんの使用、観葉植物を室内に配置)」


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